「地下アイドル」という言葉はすでに一般化しますよね。しかし最近、「地下」よりももっと下、もっと奥、もっと駆け出しという意味で「地底アイドル」と呼ばれる層のアイドルがいるらしいのです。
そもそも「地下アイドル」とは
地下アイドルとは、メディアにはほとんど露出せず、LIVEやイベントなど中心に活動するアイドルである。
要するに、テレビに出たりCDを発売したりというメジャーなアイドルに対して、そうではないという意味です。
一般的な音楽業界でいうと「インディーズ」に似ているかもしれません。
ライブハウスはその防音対策のために地下にあることが多く、そこから「地下で活動している」=地下アイドルと呼ばれてるようになったと思われます。
ただ、最近では「地下アイドル」という言葉に売れない、地上に出てこれないというようなイメージが差別的だとして「ライブアイドル」と言い換える動きもあるようです。
地下アイドルのその下、地底アイドルは何をしている?
地下アイドルは上述したように、ライブやイベントを中心に活動しています。地底アイドルもライブに出るのは同じですが、そのライブの形式が随分と違うようなのです。
詳しくはこちらの「地底アイドル」の岬たんさんがブログに書いています。(この記事、すごく話題になりました!)
ライブハウスに出演するには、たいていの場合が出演者の「チケットノルマ制」です。
これは出演者に一定のチケットノルマが課され、そのノルマ分の金額をライブハウスに収める。
つまりすべて売り切れば出演料が無料になり、逆にノルマが達成できなければ残りチケット分を補填しないといけないので赤字。
さらにノルマ以上のチケットを売れば、その分の一定の割合がもらえて黒字になります。
上記ブログからもわかることですが、「地底アイドル」では一つのイベントにほぼ無条件にたくさんのアイドルを出演させることでそのノルマを下げる。引き換えに出演時間が少ない、他の出演者を選べないという仕組みです。
ニコ生、踊ってみた、youtube、Twitterアイドルも地底アイドル
ライブに出演するまでいかなくとも、ニコ生をしたりすでにある他のアイドルやボカロのダンスを踊って動画サイトに投稿したりといったネット上での活動をしている女の子も地底アイドルの一つです。
アイドル・地下アイドル・地底アイドルの違い = 敷居の高さ
これは私がリサーチして導いた結論ですが、その違いは敷居の高さにあるのではないかと思います。
地底アイドルイベントではほとんど誰でも出演することができ、5~10分でもステージの上ではアイドルになることができます。
オーディションに合格しなくても、持ち歌がなくても、ファンがいなくても少ない負担でステージに立てる。
アイドルの在り方も多様化しているのかもしれませんね。